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カートって何だ?
レーシングカートとは?
4歳児から還暦を過ぎた人まで、老若男女誰もが楽しむことが出来る最も身近なモータースポーツ、それがレーシングカートです。
その造りは非常にシンプルで、鉄パイプを曲げたり溶接したりして作ったフレームに、エンジンやタイヤ、シートといった走るために必要最低限のパーツを搭載した原始的な構成です。
しかし、そのシンプルさゆえに、走りの楽しさは無限大で、週末ともなれば全国各地に点在するカートコースで毎週のようにレースが開催、世界中で多くのカーターたちが楽しんでいます。
フォーミュラドライバーへの登竜門
伝説のF1ドライバーだった故アイルトン・セナがカート出身だったというのは有名な話。10代のころには日本のカートレースに参戦するために来日したこともあるのです。
そして赤い皇帝と呼ばれたF1史上最強と名高いミハエル・シューマッハや、07年にデビューするや快進撃を見せたルイス・ハミルトンをはじめ、日本人ドライバーの中嶋一貴や佐藤琢磨といったF1選手のほとんどがカート出身者です。
それは、カートにはあらゆるモータースポーツの 原点が詰まっているからです。ドライビングからセッティング、レースの構成術まで、そのすべての基本を若い世代のうちから学び取ることが出来るのです。
現在はさらに、ミドルフォーミュラへのステップアップが明確に用意されていることも大きいようです。カートレースで輝かしい戦績を残すことにより、次のカテゴリーへ進む際のサポートを企業から受けることが出来るため、実力次第で上に行くチャンスはさらに広がります。
誰もが気軽に簡単に
カートに乗る人すべてがF1パイロットやフォーミュラドライバーを目指しているわけではありません。カートは最も身近なモータースポーツと言われるほど、誰もが手軽に楽しめるカテゴリーです。
だから、カートコースでは子供から大人までたくさんの人たちが様々な理由で楽しんでいるのです。 プロドライバーを目指す人もいれば、ストレス解消を兼ねた趣味として楽しむ人もいます。
さぁ、アナタも一緒に楽しんでみませんか。
カートのバリエーション
・スプリントカート
通常レーシングカートと言えばこのスプリントカートを指します。エンジンは排気量100ccの空冷or水冷2ストロークとなり、各メーカーから様々なモデルがリリースされています。
エンジン始動は押しがけと呼ばれる独特な方法をとりますが、最近ではクルマやバイクのような電動スターターを採用しているモデルも登場しています。
※写真はビレルのシャシーにヤマハKT100SECエンジンを搭載
・125
Self motor KART (125セルフモーターカート)
シャシーはスプリントと変わりませんが、エンジンが排気量125cc前後の水冷エンジンを搭載します。また、電動セルスターターも標準装備となります。
通常のカートエンジンよりも余裕ある排気量により、ロングライフとメンテナンスの簡略化を実現、低速から太いトルクが発生するので扱いやすい乗り味となっています。
※写真はトニーカートのシャシーにヴォルテックスRokエンジン搭載
・スーパーカート
カート用にモディファイした二輪用のロードレーサーやモトクロスエンジンを搭載したカートです。
シーケンシャル式の6速トランスミッションにバックミラー、大型カウルなどの特有の装備を持ちます。
富士スピードウェイやツインリンクもてぎ、岡山国際などの四輪サーキットを走行するため、サーキットカートとも呼ばれます。
※写真はヤマハ製YZ125エンジンを搭載したスーパーカート
・レンタルカート
手ぶらで好きなときに気楽に乗れるレンタル専用のカートです。
カートはもちろん、ヘルメットやグローブなどのアイテムもすべてレンタルで用意されています。
カートコースやレンタルカート専用コースでの走行となります。
料金は周単位もしくは分単位で設定されるのが普通で、
1回(約5周もしくは10分ほど)につき、約2,000円前後が相場です。
レースについて
カートの魅力が最大限に発揮されるのはレースにおいて他にありません。
なぜならばカートはレースでライバルと競い合うために生み出されたレーシングマシンだからです。
カートレースで最も盛んに行われているのがSLカートミーティングと呼ばれるシリーズ戦です。
これは全国各地のカートコースで日曜日に開催されているもので、初心者から上級者まで様々な人たちが楽しんでいます。
また年に一回、各地のコースでシリーズランキング上位に入っている選手達が一堂に会し、SL日本一の座を決定するSL全国大会が毎秋開催されています。
そのほかにも、各コースが独自に開催しているシリーズ戦も多数ありますが、 国内のレースにおいて最高峰に位置するのはJAFが統括する全日本選手権です。このシリーズ戦で活躍する多くの若手選手は、後にFCJやF3へとステップアップしていくので、フォーミュラへの登竜門と言えるでしょう。
■全日本選手権シリーズ
・KF1(ケーエフ・ワン)クラス
カートレースの最高峰に位置するクラスで、国内の一流選手たちによって競われます。カートは水冷2ストローク125ccリードバルブエンジンが指定され、機種は自由でチューニングも可能です。またフレーム・タイヤともにメーカーフリーなので、ドライバーの腕以外にも、マシンの性能差が勝敗に大きな影響を与えることになります。
メーカー系ワークスチームも多数参戦するため、パドックも華やかで最新のカートが登場します。シリーズは全国の主要カートコースを全4戦にかけて転戦する方式。1大会において2レース開催されるのも大きな特徴のひとつです。
・KF2(ケーエフ・ツー)クラス
エンジンはKF1と同等品が使用されますが、その最高回転数やキャブレター口径などを制限することによって、パワーやスピードがKF1よりも抑えられています。シャシーはJAFもしくはCIK公認となり、タイヤはCIK公認を取得しているものに限ります。
シリーズ戦は東西2地域に分けて5戦ずつ開催、最終戦は東西統一戦として両地域の選手が初めて同じレースで競い合い、シリーズチャンピオンを決定します。
■ジュニア選手権シリーズ
・FP-Jr(エフピー・ジュニア)クラス
12歳以上〜15歳未満の若いドライバーが対象のクラスです。エンジンはセルスターターを標準装備するヤマハ製のKT100SECを使用し、エンジン性能の優劣によって勝敗が決まることのないように(イコールコンディションの徹底)主催者からデリバリーされます。
シャシーは自由ですがタイヤはヨコハマのワンメイクとなり、カートの性能差が勝敗に関係することは少なく、純粋なテクニックによる腕比べとなっているのが特徴です。
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